Stripeで従量制月次決済 その1【導入編】

毎月、締日の翌日に利用した数量と期間に応じて決済するシステムを作ることになった。
Stripeを使うことになり先人の知恵を借りて楽をしようと色々と調べてみるも都度課金やサブスクなどの定額課金の記事は出てくるが、今回の条件に合うものが出てこない。
仕方がないから機械翻訳とか英文そのもので書かれている公式のドキュメントと格闘しながらやることにした。

導入の経緯

Stripeの他に複数の決済サービスとの比較表を作りクライアントに説明を行った。
最低支払額がなかったことと入金手数料が無料だったのが魅力だったようで、Stripeの営業さんに話を聞いてみることとなった。

サービスの概要を説明したところ、Stripe Connectというサービスがありそれを使えばやりたいことが叶うとのことでStripe Connectの導入が決まった。

Stripe Connectとは

公式サイトにはこう書いてある。

公式サイト:https://stripe.com/jp/connect

Stripe Connect は、不特定多数の販売者と購入者を管理するプラットフォームビジネスのためのソリューションです。

Stripe Connect

これはつまり

サービス提供者(プラットフォーム)が販売者のアカウント(連結アカウント)を作ることにより、入金や手数料の分配等のお金のやりとりが簡単にできるようになるよ!

ということ。

アカウントタイプについて

Stripe ConnectにはStandard・Custom・Expressの3種類のアカウントタイプがあり、主にカスタマイズ性と管理画面に違いがある。

公式ドキュメント:https://docs.stripe.com/connect/accounts

Standardアカウント

Stripeが用意した画面を使用するため開発コストが少なくて済むが自由度も低い。
Stripe側で用意されたフル機能の管理画面を利用して、直接決済管理を行う。

今回はStandardアカウントで作成。
最終的に国内産ではないこともあり管理画面が使いづらいと言われてしまったが、コスト面を重視した結果Standardアカウントにしたので慣れてもらうしかない。

Customアカウント

画面を自前で用意しないといけないので開発コストが大きくなるが自由度は高い。
すべての処理をAPIで行い、プラットフォームが用意した管理画面を使用することになる。
別途Connect利用料がかかる。

Expressアカウント

StandardアカウントとCustomアカウントの中間の位置づけになっている。
Stripe側で用意された簡易的な売上管理用の管理画面を利用することができる。
別途Connect利用料がかかる。